＼補助金活用のススメ！〜part2.「富山県中小企業ビヨンドコロナ補助金」について〜／
Himi-Bizのビジネスコーディネーター、羽田野です。
今回は3月1日に富山県から発表された、「富山県中小企業ビヨンドコロナ補助金」について、
① リバイバル補助金との違い
② 誰が使える補助金か
③ どんな事業に使えるか
④ 通常枠と特別枠の違いは
⑤ 申請に向けた事前準備
について、本日時点の情報で回答します。
※3月18日時点での情報で記載しております。チラシに記載されている問い合わせが可能となる3月22日には公募要領等詳細・正確な情報が公表されるかと思いますので、確認をお願いします。
① リバイバル補助金との違い
→特別枠に、DXが追加されました。
※デジタル化の事業の中でも、「事業完了1年以内に、労働生産性が３％以上向上することが見込まれる」計画が立てられれば、補助額上限が300万円に引き上げる内容となっています。
大がかり（高額）なシステム導入等で活用できると思われます。
労働生産性の向上をどこまで“現実的に”期待できる内容か、が重要になると思われます。
② 誰が使える補助金か
→以下に示す通り、非常に幅広く対象となります。中小企業以外も対象となっていますので、ご確認ください。
⑴ 本社が県内にあること（登記や開業届等で確認）
⑵ 新型コロナの影響を受けて、売上高が減少していること
⑶ 以下の事業者（みなし大企業、暴力団関係、性風俗営業等事業者は除く）
・中小企業者
※中小企業庁HP（https://www.chusho.meti.go.jp/soshiki/teigi.html）より
・NPO法人、医療法人
・個人事業主、フリーランス
・組合
企業組合、協同組合、事業協同組合、事業協同小組合、協同組合連合会、水産加工業協同組合、水産加工業協同組合連合会、商工組合、商工組合連合会、商店街振興組合、商店街振興組合連合会
・以下の組合で、直接又は間接の構成員の2/3以上が中小企業者であるもの
生活衛生同業組合、生活衛生同業小組合、生活衛生同業組合連合会、酒造組合、酒造組合連合会、酒造組合中央会、酒販組合、酒販組合連合会、酒販組合中央会、内航海運組合、内航海運組合連合会、鉱工業技術研究組合
③ どんな経費が対象外となるか
→機械・設備の導入だけでなく、商品開発や社員研修、広告宣伝、外注費と幅広く対象となります。逆に、どんな費用が対象外かを把握し、使えると思っていたのにダメだった、とならないようにしましょう。
・汎用品（補助目的以外にも幅広く使用可能な物品。例…14インチ以上のPC、携帯電話、スマートフォン等）
・不動産購入、家賃
・消耗品（テイクアウト用等、例外ありの可能性あり）
・租税公課
・人件費（補助事業のためだけに雇う場合のみ可）
このほかにも対象外となる費用があります。詳しくは、今後公開される募集要領をご確認ください。
④ 申請に向けた事前準備
→申請時に添付が求められる“添付資料”、そして、“事業計画書をまとめるために役に立つ資料”は事前に準備しておくと、申請がスムーズに進みます。
＜添付資料として＞
・登記簿謄本、または、開業届
・直近１期の決算書、または、確定申告書
・直近半年間（令和3年9月～令和４年２月）の毎月の売上高がわかる売上台帳
・令和元年9月～令和2年2月の毎月の売上高がわかる売上台帳
＜事業計画策定のために＞
・自分たちの創業～これまでに事業概要の整理
・新型コロナの影響（売上高減少の背景等）の整理
・「補助金を何に使うのか」…費用のまとめ
※見積・支払は令和4年3月１日以降が対象です。それ以前のものは対象外となりますので、ご注意ください。
・「何のために使うのか」…目的のまとめ
・「使ったら自分たちの事業はこう変わる」という現状と補助事業後の効果まとめ
※できれば、具体的に数字に落とし込んでください。（例…現状；毎月来客100人→補助事業後；毎月来客150人、等）
「ビヨンドコロナを見据えた成長・発展を図るための」取組が“より”評価されると思われます。是非、補助金を活用することで、どのように成長・発展していくか、の計画を立てて臨みましょう。