\【専門家コラム】クラウドファンディングを徹底解説!〜part.2クラウドファンディング準備編〜/
こんにちは。Himi-BizのITアドバイザー(WEBマーケティング担当)の東海です。
Himi-Bizでは、主にHP・SNS・ECサイトなど、WEB媒体の効果的な活用方法をサポートしています。
前回のコラム記事では「クラウドファンディングの基礎知識」として、クラウドファンディングのメリット・デメリットなどをご紹介しました。
今回は実践編として、具体的にクラウドファンディングを立ち上げるにあたり、どのような準備が必要になるのかを説明していきます。
前編(クラウドファンディングを徹底解説!〜part.1クラウドファンディングの基礎知識〜):https://himi-biz.net/2023/05/19/5429/
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クラウドファンディングサイトは、CAMPFIREやMakuake、READYFORなどたくさんの種類がありますが、基本的な準備はほぼ同じです。
1.まず、何をやるか決めましょう
クラウドファンディングはプロジェクトに対して応援者を募る仕組みです。
つまり、応援したくなるようなプロジェクトである必要があります。
この当たり前のことを忘れている場合が非常に多く、自分のやりたいことだけをクラウドファンディングとして実施される方も多いです。
もちろん、やりたいプロジェクトを実施することは大前提ですが、そのプロジェクトが社会的な意味や応援の意義を持っているのかどうか、今一度考えてみる必要があります。
プロジェクトを通じて地域社会や地域経済に貢献できるものなのか。その点を重視して考えてみましょう。
ただし、クラウドファンディングの手法のなかには、新商品を先行発表し、予約を受け付けるタイプのものもあります。
(特に多いのは、海外製品の日本総代理店になり、販売を行うタイプ。このような場合は、商品力がほぼ唯一の要因ですので、ここでは取り上げません)
要するに、「応援したくなるプロジェクト」を意識し、プロジェクト内容を決めていく必要があります。
【クラウドファンディング向けプロジェクト=応援したくなるプロジェクト】
2.リターン品を決めましょう
リターン品は応援者に対して提供する返礼品のことです。
どんな返礼品を用意できるのか、ざっくりでもいいので予め考えておきましょう。
プロジェクトによってはお礼のメッセージだけでなく、商品券や企業スポンサー枠、地域の特産物など様々です。
既に同様のプロジェクトが実施されている場合もあるため、成功しているプロジェクトを参考に、どのようなリターン品に応援者が反応しているのか注視しましょう。
これを機に、まずは他のプロジェクトも応援してみるのも良いと思います!
【まずは他社事例を見て真似る。自分がもらってうれしいものをリターン品にする】
3.下準備を確認していきましょう
では、クラウドファンディング申請時に記載しなければならない項目を1つずつ確認していきましょう。
各クラウドファンディングサイトのサービスによって多少は異なるかもしれませんが、共通する事項は以下の通りです。
① はじめに・ご挨拶
信頼性を高めるため、プロジェクトリーダーもしくは実行チームの簡単な自己紹介を書きましょう。必ず顔写真を添付してください。
② このプロジェクトで実現したいこと
企画内容と目的を、具体的かつ論理的に書きましょう。
③ プロジェクトをやろうと思った理由
プロジェクト立ち上げの背景や経緯を具体的に書きましょう。社会的背景も忘れずに。
④ これまでの活動
プロジェクトにつながる過去の活動や体験を書きましょう。
⑤ 資金の使い道
集めた支援金の用途や内訳をざっくりと書きましょう。クラウドファンディング手数料も忘れずに記載!
⑥ リターン品について
前項を考慮しながら、リターンに関する説明や画像を添付しましょう。
金額は3,000円〜数十万円レベルまで、7つ程度を目安に用意しましょう。名前、価格、提供日、使用期間も明記してください。
⑦ 応援コメント
このプロジェクトを応援してくれる人の写真やコメントを用意しましょう。
⑧ 実施スケジュール
プロジェクト実施の計画を時系列順に書きましょう。
⑨ 最後に
あなたの熱い想いをメッセージとして伝えましょう。
以上の9つのステップがまとまれば、後はページを公開するだけです!
【プロジェクト内容は具体的に、プロジェクトにかける想いは情熱的にまとめましょう】
4.クラファン掲載の全体スケジュールを確認しよう
最後は、クラウドファンディングサイトに掲載するためのスケジュールを確認しましょう。
主に、クラウドファンディング開始前と開始後に大別されています。
ここで重要なのは、声をかけるリストをしっかりと作っておくこと。
クラウドファンディングの成功の鍵は、もちろん応援されるプロジェクトであることが前提ですが、最終的にはその人やプロジェクトメンバーが持つ人脈に頼ることが大きいです。
普段からリアルなコミュニケーションはもちろん、SNSを通じたコミュニケーションで発信することが大切になってきます。
【クラウドファンディング成功の鍵は、リアル・WEB問わず発信し、応援してくれる人を募ること】
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正月に発生した能登半島地震の影響により、今後はクラウドファンディングを使った支援プロジェクトも数多く増えてくるでしょう。
(CAMPFIRE、READYFORは、能登半島地震で被災された方、復旧・復興活動を行う方を対象に、サービス手数料が無料になるプログラムも出ています)
困った時はお互い様!まずは知り合いや身近なプロジェクトを応援してみるのもいいかと思います。
応援が集まるクラウドファンディングページ作りについてはHimi-Bizでもサポートしていますので、クラウドファンディングを実施される際には、ぜひHimi-Bizまでご相談くださいね。
■東海アドバイザーの次回相談日
2/8(木)15:00〜
2/22(木)14:00〜、15:00〜
次回は、クラウドファンディング期間中にやるべきことを紹介していきます。お楽しみに!