【一社ゆめボール】従来サービスをブラッシュアップして売上アップへ「想い球」

◆相談者について

一般社団法人ゆめボール 様

一般社団法人ゆめボール様は、2017年に就労継続支援B型事業所として設立されました。事業所には、20代〜60代の障がいを抱えた利用者の方たちが通われ、破損した野球ボールを1球100円で修繕するサービスを行っておられました。

◆相談の背景

ゆめボール様は、呉西地区の高校19校から依頼を受けていましたが、2020年に蔓延した新型コロナウイルスの影響により、高校での部活動が行われなくなった結果、仕事にしていたボールの修理の需要が大きく減少しました。そのような状況を脱するための方法を模索される中で、ヒミビズにご相談にお越しになりました。

◆ヒミビズからのご提案

新サービス企画・ネーミングアドバイス・広報チラシ・プレスリリース・HPの作成を一括サポート!

岩上さんのお話をお伺いする中で、施設の利用者の方がボールの縫製を行う技術をお持ちであること、また、既に県内で19校もの高等学校から仕事を受託している実績があることに着目し、新たな展開は考えられないか、岩上さんと一緒に考えることになりました。

ご相談をお受けしたタイミングが12月であったこと、また、プライベートギフト需要は伸びている傾向にあることから、ヒミビズでは、卒業生に向けたメッセージを伝えるギフト商品の開発を検討してみてはどうかとご提案させていただきました。

ギフト商品は、日々の練習を共にした硬球ボールの球芯を再利用し、修理した硬球ボールに卒業祝いのメッセージを加えることができるギフト商品にするのはどうかとアドバイス。

お打合せの後、岩上さんは事業所の利用者の皆さんと一緒に話し合っていただき、すぐにギフト商品の開発に取り組んでいくことが決まりました。その後、ギフト商品の開発についてディスカッションを重ねる中で、ボールの革にメッセージを刺繍してもらえるパートナー企業の開拓や、球児専用の贈答品ということがわかるネーミング、商品発売に向けた広報活動などをサポートさせていただきました。

◆支援成果

新サービスによる新規顧客獲得!相乗効果で従来サービスの利用も増加へ

1月20日に発売を開始した「想い球」は、地元富山県の新聞4紙(北日本新聞、富山新聞、北陸中日新聞、読売新聞)で大きく取り上げられる商品となり、高校生だけでなく中学生や個人のお客様からの注文も入るなどの新規顧客の開拓にもつながりました。

また、「想い球」をきっかけとし、岩上さんは元々お付き合いがあった高校を訪問し、新商品のご案内をしていく中で、新たに硬球修理の依頼を獲得され、従来から行われていた破れたボールを修理する仕事の増加にもつながる結果に。

岩上さんは、引き続き“想い球”の取り扱いを拡大するための活動に取り組まれています。ヒミビズでも継続して岩上さんの活動をサポートしてまいりたいと思います。

◆事業者概要
一般社団法人ゆめボール工房
・住所:氷見市朝日丘13-30
・電話番号:0766-54-6021
・HP:https://peraichi.com/landing_pages/view/yumebal?fbclid=IwAR3EwrpJflZi8FVvC1s8ISOmyZdW8ZeUI_NDOTDe6ny1KCXeyGl0QJoxrLs