【センター長コラム】山口県萩市「はぎビズ」5周年記念イベントに参加。地域が一枚岩になる力と“Bizモデル”真価を氷見へ

\【センター長コラム】山口県萩市「はぎビズ」5周年記念イベントに参加。地域が一枚岩になる力と“Bizモデル”真価を氷見へ/

こんにちは!

Himi-Bizセンター長の荒川です。

先日、山口県にある萩市ビジネスチャレンジサポートセンターはぎビズの5周年記念セミナーと研修会にお伺いしました。


■まちの空気に触れると、支援拠点の“体温”がわかる

はぎビズは、私たちHimi-Bizがスタートした年と同じく、2020年に開設された“同期”の拠点です。

会場となった国指定史跡 御船倉の巨大な梁の下、地元事業者・市長・商工会議所会頭・地域の方々、全国のBiz仲間が肩を並べた光景は、まさに“地域を動かす人の力”を体現していました。

当日は100名を超える参加者が集まっており、「みんなで萩をもっと面白くしよう」というエネルギーが会場を満たしていました。


■セミナーのテーマは「伝建地区の空き家活用 × 地域活性の未来」

萩市は全国最多級の4つの重要伝統的建造物群保存地区(伝建地区)を持つまち。

浜崎地区に立地するはぎビズをハブに、一棟貸し宿や古民家レストラン、特産品店などがコラボし、空き家を“新しい物語が始まる舞台”へと再生していました。

“外から来た挑戦者”と“地元の守り手”が手を取り合う姿は、私にとっても大きなヒントをいただき、「景観もビジネスも、人がバトンをつないでこそ次世代に残る」と改めて確信しました。

 


■Biz創設者の相談対応で学ぶ“現場力”

午後は、Bizモデルを創設された小出宗昭さんを迎え、全国の支援拠点から集まったセンター長たちとともに研修が行われました。

萩市内の事業者に対して小出さんが相談対応を行い、そのやり取りをもとに参加者全員でディスカッションを進めるという内容でした。

相談の冒頭、小出さんは的確で柔らかな問いかけを通じて、事業者自身が気づいていなかった魅力や強みを自然と引き出していきました。

「なぜ売れているのか?」「リピーターが語る魅力は?」といった問いかけに、相談者が自分の言葉で語り始めた瞬間、場の空気が一変。

その後、小出さんから明確な方向性の提案がありました。

私も相談に同席させていただき、「自分ならどう答えただろう」と必死にメモを走らせ、改めて“問いの質と瞬発力”がBiz相談の肝だと実感しました。

相談の終盤、相談者自身がさらに“自分の言葉”で強みや可能性を語り始めます。

その言葉の断片を拾い上げながら、小出さんは商品そのものではなく、“体験価値”として再定義する視点を提示し、サービスを作るために必要不可欠なキャッチコピーを提示されていました。

このプロセスを目の当たりにしながら、私自身、
•ヒアリングの深度とスピード
•事業を体験価値に落とし込む発想
•差別化ポイントを一言で伝える言語化力

これらを改めて徹底的に磨いていかねばと痛感しました。

引き続き、日々鍛錬していきながら、氷見で活かしていきたいと思います。


■Bizモデルとは? ──「相談窓口」ではなく「地域を動かす装置」“伸びしろのある人や企業を、地域全体で加速させる”

はぎビズへの視察で常に考えさせられた、私たちビズの意義。

単に「事業相談を受ける」だけでなく、
•伴走: 課題の核心をえぐり出し、具体策が動き出すまで並走
•ハブ: 行政・金融・教育機関・民間プレイヤーを縦横無尽につなぎ、支援リソースを一点集中
•エンジン: 小さな成功事例を次の挑戦者へ伝播させ、輝く大人を地域に増やす

その結果、売上に繋がり、
1.若者や移住者が「このまち面白い!」と参画
2.投資と雇用が好循環
3.地域ブランドが自走
していく流れがあるのだと感じました。

Biz拠点は、こうした社会的インパクトを生み出す“地域起動装置”として評価されている、もしくはそういった存在に向けて走っていくことが重要であると心から感じました。


■決意―『オール氷見』で全力を尽くす

はぎビズのみなさま、温かいおもてなしと圧倒的な学びをありがとうございました。そして5周年、心よりお祝い申し上げます。

今回、最も胸が打たれたのは、行政・金融・地域の関係者・移住者等々が“同じ旗”を掲げ、一体となって動いている姿でした。

歴史的建造物の有無にかかわらず、「まち全体がプロジェクトチーム」といった体制は、氷見でも必ず実現できる―そう確信しました。

今回の熱気とBizモデルの真髄を胸に、事業者のみなさまと様々なチャレンジに取り組み、またサポートできるように尽力していきたいと思います!

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